グローバルでのビジネスコミュニケーションツール

今日は実際にETSI NFVやヨーロッパ系の企業の人とどのようなビジネスコミュニケーションツールを利用しているか紹介したい。国や企業、時期によっても変わると思うので、これは一例と考えて欲しい。

ビジネスコミュニケーション上の基本ツール

やはり基本的なビジネスコミュニケーションツールはMicrosoft Teamsだと思う。国や企業にもよるのだろうが、今お付き合いしている企業や団体は比較的少人数(10人以下)のPJチームで作業することが多いようで、Outlookのスケジューラーでスケジュールを管理し、OneNoteで課題管理や作業録を管理しているようだ。

電話会議はWebEX、GoToMeeting、Business Skypeを利用しているように感じる。日本国内ではZoomを利用することが多いが、ヨーロッパ系の企業でZoomを求められることは少ない気がする。

生産物作成

逆に生産物作成は、複数のPJチームが合同で同一の文書やドキュメントを操作するため、大人数でも合同編集できるツールを利用していることが多い。

ETSI

ETSIは基本的にMicrsoft Wordで作業をしている。仕様提案者(Contributor)はWordの編集履歴付で提案し、編集者(Rapporteur)が人手でマージしている。会議のAgendaやReportも全て議長がWordで作成している。連絡方法はメールであり、Web会議はGoToMeetingを利用している。
最近では、一部のドキュメントはWikiやGitHubも利用し始めているが、メインはまだまだWordだ。

O-RAN

O-RANではConfluenceを利用しており、会議のAgendaやReportはConfluenceのWikiを利用している。ドキュメントはMicrosoft Wordで作成している。

OpenStack

Open Source系であるOpenStackではGitHubを利用している。情報共有方法はIRCとLaunchPadを利用しているようだ。

個人での連絡方法

メインのSNSはLinkedInが多いだろう。名刺交換(Businesses Card)はあまり行われず、LinkedInで検索することが多い気がする。LinkedInのアカウント作成は必須だろう。
ヨーロッパの方ではチャットツールとしては、SignalとWhat‘s Appを利用していることが多いようだ。

逆に、国によってはGoogleはあまり好まれていないらしい。私の知人はプライバシーの問題であまりGoogleは使いたくないと言っていた。全く使わないというわけではないようだが、あまりに個人情報を一箇所に集めることは嫌っていた。また、SlackやZoomのように今日本で普及し始めているツールはあまり使われていなかった。地域や団体によって微妙に好みが違うので、お仕事をするときはどのような点を気にしているか確認した方が良いだろう。

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