NFV Release 5 Workshop「NFV Evolution」について
4/19からNFV Release5のNFV Workshopが開催されるようだ。今回はオンラインでの開催となり、4/19〜21においてこちらから閲覧可能になるようだ。メールアドレス、名前、会社名を入力すると、メールアドレスに1タイムの視聴用URLが送られてくる。本日は、英語が話せない人にとって英語でのプレゼンをどのように準備するかと、NFVのReleaseとは何かについてお話ししたい。
英語ができないのに英語のプレゼン?
- Presenter:プレゼンはまさに自分の経験を多くのリスナーに向けて説明する発表形態である。大切なことは「何をメッセージとして伝えるか?」と、「どのようなストーリーでそれを表現するか?」であり、実は英語の力はそれほど関係ない。
- Paneler:Panelは数名の人が司会者の議事進行に従って自分の意見を伝える発表形態である。Panelには、事前にテーマを与えられていて当日それを資料無しで説明するタイプと、事前テーマがほぼなく当日アドリブで話す必要があるタイプの2種類がある。事前にテーマが与えられている場合はプレゼンに近いが、事前テーマがない場合は当日質問内容を理解することと、自分のメッセージを英語化することの2つの力が必要になる。
- Moderator:Panelなどで司会をすることである。Moderatorは、深い知識、機転の効いたお題の提示やPanelerの話のサマリ化、そしてそれらを支える高度な英語スキルが必要になる。英語が苦手な人はModeratorは不可能だろう。
英語に限らず、何かを発表する場合は、この「メッセージ」と「ストーリー」が必要である。Presenterの場合は、このメッセージとストーリーを沢山の人に聞いて貰って、より具体的で、余計な説明の無い、流れるようなお話に改善すれば良い。つまり、プレゼンする場合の必要なスキルは英語ではないのだ。
私の場合、まずはこの資料と口頭で話す説明(カンペ)を日本語で準備し、色々な人に聞いてもらって、メッセージとストーリーを固めた。その後、翻訳ツールを使って資料とカンペを英語化する。今度はそれを英語の得意な人に聞いて貰って、英語として自然な流れに変えていく。特に自分が話す上で重要なメッセージを資料に書いてしまえば、ほぼ自分の資料を読むだけになる。後は代表的なQAを、こちらも翻訳ツールを利用して英語で用意しておけば良い。当日は、リスナーまたはカメラを見てそれを暗誦するだけだ。
Panelerの場合は、半分はPresenterと同じ準備となるが、資料無しで全て説明する必要があるので、少し説明する難易度が上がる。資料を読むわけにもいかないので、しっかり自分で覚えておく必要があるし、絵などの補足資料無しで説明するため、要点のみをしっかり絞って説明する必要がある。また、司会者の質問を聞き取る必要もある。
事前にテーマが不明なPanelerの場合は難易度は大分上がる。司会者の質問を聞き取るだけではなく、自分が考えたことを英語化する必要も出てくるからだ。私には事前テーマがわからないPanelerは難しい。
NFVのReleaseとは?
標準化の本質は、異なる製品間で接続するための手続きを決める(interoperability)ものであるため、なるべく製品の実装や機能に依存せず標準化されることが望ましい。しかしながら、あまりにも接続する製品間の機能に差分があると、考慮するバリエーションがあり過ぎて標準化が進まなくなる。そこで、ある程度の機能を一塊にして区別する必要がある。NFVではそれを“Release“と言って区別している。
NFVにおいては、基本的にはReleaseが進むにつれて利用可能な機能が増えていく構造になっている。
- Release2:VNF(仮想化された装置)を建設〜修理〜廃棄をするための基本機能(VNFの基本ライフサイクル管理(VNF LCM)と呼ばれています)
- Release3:Networkの制御やバックアップ(Snapshoto)の取得などの仮想化されたVNFならではな機能が追加されたVNF LCMの高度化
- Release4:コンテナのLCM
- Release5:これから議論開始
コメント
コメントを投稿